衣を掛ける(読み)ころもをかける

精選版 日本国語大辞典 「衣を掛ける」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 を 掛(か)ける

事実以上に、おおげさに見せる。輪をかける。しんにゅうを掛ける。
滑稽本浮世床(1813‐23)二「愚痴で団(まる)めて多黔(おしゃべり)の衣(コロモ)を覆(カケ)たる、御幣(おんべいかつぎ)の嫉妬連中(やきもちれんぢう)
② 事実を知られないようにするために、別のものでおおいかくす。
クローディアス日記(1912)〈志賀直哉〉「信心らしい顔付と殊勝らしい行ひで悪魔の根性口当りのいい外被(コロモ)をかける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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