衣平御厨(読み)えひらのみくりや

日本歴史地名大系 「衣平御厨」の解説

衣平御厨
えひらのみくりや

現菰野町田光の上江平たびかのかみえひら・下江平付近に比定される内宮領の御厨。「神鳳鈔」に「内宮衣平御厨八十丁、三石」と出る。「建久三年皇太神宮年中行事」によれば、この御厨は毎年九月の神嘗祭の饗膳料を勤めた。「内宮引付」(内閣文庫蔵)

<資料は省略されています>

とある。この重興・重弘請文案写および注記によれば、衣平御厨に関する代官請は、永享五年―宝徳二年(一四三三―五〇)に内宮長官つまり一禰宜であった守房の時に契約されたが、下地損亡を理由として上分を滞らせがちであったので、再度請文を出させたものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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