衣紋掛(読み)エモンカケ

デジタル大辞泉 「衣紋掛」の意味・読み・例文・類語

えもん‐かけ【衣紋掛(け)】

短い棒の中央にひもをつけ、衣服の肩・袖を通してつるしておくもの。
衣桁いこう
[類語]洋服掛けハンガー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衣紋掛」の意味・読み・例文・類語

えもん‐かけ【衣紋掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 着物などをかけておく鳥居形の家具。衣桁(いこう)
  3. 衣服を掛けてつるす竹や木の短い棒。中央に紐をつけ、衣服のそでに通して鴨居(かもい)などにつるす。ハンガー。
    1. [初出の実例]「衣紋掛重き恐怖(おそれ)に肺やみの咳(しはぶき)洩れて」(出典邪宗門(1909)〈北原白秋〉古酒・日ざかり)
  4. ( 衣紋を整えて舞台に並ぶに過ぎないという意から ) 芸のへたな俳優をあざけることば。
  5. 肩がいかっている人を称していう悪口。

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