衰頽(読み)すいたい

精選版 日本国語大辞典 「衰頽」の意味・読み・例文・類語

すい‐たい【衰頽・衰退】

  1. 〘 名詞 〙 おとろえて勢いがなくなること。おとろえて弱ること。
    1. [初出の実例]「比得家書、老母日逼衰頽、倚閭待予帰」(出典先哲叢談(1816)五)
    2. 「例の校長の諭告以来は、政談はめっきり衰頽(スヰタイ)したが、腕力はよっぽど盛んになった」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一六)
    3. [その他の文献]〔魏志‐田疇伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android