最新 地学事典 「袈裟丸火山」の解説
けさまるかざん
袈裟丸火山
Kesamaru volcano
栃木県と群馬県との県境に位置する日光火山群西部の第四紀火山。山頂部は袈裟丸山(1,878.2m)などが南北3kmの稜線をなし,東斜面は切り立った断崖をなすが,西斜面は火山山麓が発達。基盤はジュラ系足尾層群,中新統片品川流紋岩類など。噴出物は溶岩と火砕流がほぼ同量で,総体積は約5km3。活動時期は1Ma前後で,日光火山群でも早期に活動し,かつ最も苦鉄質。岩質は輝石かんらん石玄武岩とかんらん石輝石安山岩で,後者が多い。すべてソレアイト質で,斑晶には大型斜長石を含むことがあり,オージャイトは直方輝石より多い。
執筆者:中村 洋一・竹下 欣宏
参照項目:日光火山群
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

