裏向(読み)うらむき

精選版 日本国語大辞典 「裏向」の意味・読み・例文・類語

うら‐むき【裏向】

〘名〙
※歌舞伎・金幣猿島都(1829)三立「この鹿起きあがって芝蔵を裏向きにて咽喉(のど)を締める」
② (大便所が多く家の裏手にあることから) 大便をいう上方語
※新板心よいもの心わるいもの見立相撲(1830‐44頃)心よいかた「うらむきのよく通じたの」

うら‐むかい ‥むかひ【裏向】

〘名〙
① 互いに向き合っていること。また、人が互いに背中を向け合っていること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② ある家の裏手に面していること。また、ある家の裏手に面して建っている家。
※応仁別記(15C末か)「此うらむかい相国寺仏殿焼跡真中より」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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