補助曲線(読み)ほじょきょくせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「補助曲線」の意味・わかりやすい解説

補助曲線
ほじょきょくせん

地表面の形を地図に表現する等高線のうち、部分的に破線で描かれているもの。等高線の大部分は、一定標高差ごとに実線で表される主曲線であるが、緩傾斜地や平坦(へいたん)地における細かい起伏や傾斜の変化のぐあいなどは、主曲線だけでは表現しきれないので、このようなところで補助曲線が用いられる。補助曲線は、国土地理院発行の2万5000分の1や5万分の1の地形図では、等高線間隔の2分の1や4分の1の標高のものが使われる。

[五條英司]

『清水靖夫監修、渡辺一夫著『地図の読みかた遊びかた絵事典』(2003・PHP研究所)』『日本地図センター編・刊『地形図の手引き』4訂版(2003)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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