補助用言(読み)ホジョヨウゲン

デジタル大辞泉 「補助用言」の意味・読み・例文・類語

ほじょ‐ようげん【補助用言】

本来意味を失って、付属的な意味を添える場合の用言補助動詞ほか、「美しくない」の「ない」や「聞いてほしい」の「ほしい」を、補助形容詞ということもある。

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精選版 日本国語大辞典 「補助用言」の意味・読み・例文・類語

ほじょ‐ようげん【補助用言】

  1. 〘 名詞 〙 国文法で、用言の下位分類一つ。他の語に付いて補助的に用いられ、独立に用いられる時に比べて意味が形式化しているもの。補助動詞と補助形容詞とがある。橋本進吉用語。〔新文典別記(上級用)(1935)〕

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世界大百科事典(旧版)内の補助用言の言及

【用言】より

…意味上,実質的な意味が薄れ,形式的な意味だけとなって,助動詞のように他の叙述の補助をなすものがある。たとえば〈(朝で)ある,ない〉〈(書いて)ある,ない〉〈(咲いて)いる〉〈(聞いて)もらう〉〈(降って)くる〉〈(調べて)みる〉〈(お考えに)なる〉〈(おあがり)なさる〉〈(なければ)なら(ない)〉〈(笑ったり)する〉〈(見ても)いい〉などの類で,これらを補助用言という。【林 大】。…

※「補助用言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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