西一条(読み)にしいちじよう

日本歴史地名大系 「西一条」の解説

西一条
にしいちじよう

昭和一二年(一九三七)成立した字。旧西一条一―三〇丁目・大通おおどおり一丁目・南一条西みなみいちじようにし一―二丁目・基線・帯広・南六線・南七線。成立当時は北一―二丁目・南一―三一丁目からなる。明治二六年(一八九三)に区画測設された地域で、大通の西に並行する南北の通りに沿う。当初西一番通と仮称されたらしい。同三一年まず一八七戸分から貸付けが始められた(帯広市史)。だが同三一年にはまだ家屋が建築されている途中で、北部には河西支庁・帯広警察署などがあった(状況報文)。明治三〇年代後半には西一条五丁目一帯に函館屋・一心亭・松の家などの料理屋が並び、明治末年には同五―六丁目辺りが歓楽街の中心となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android