日本歴史地名大系 「西中町」の解説 西中町にしなかまち 長崎県:長崎市長崎町西中町[現在地名]長崎市大黒町(だいこくまち)・中町恵美須(えびす)町の北、岩原(いわはら)川右岸にある長崎外(そと)町の一ヵ町で、陸手に属した。町並は南東は東中町に隣接する。もと中町であったが、寛永長崎港図に「西中町通り」とある。寛永一八年(一六四一)西中町から失火、恵美須町まで類焼したというが(長崎建立并諸記挙要)、同二〇年のことで町の半分を焼失したともいう(寛宝日記)。正保四年(一六四七)の外町箇所数帳(柏原家文書)に西中町があり、箇所数五三。また明暦二年(一六五六)にも東中町・西中町の町名がみえ、寛文三年(一六六三)当時は間数三〇六間で家持七六で、大火で家数一七を焼失(寛宝日記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by