西出大三(読み)ニシデ ダイゾウ

20世紀日本人名事典 「西出大三」の解説

西出 大三
ニシデ ダイゾウ

昭和・平成期の截金家



生年
大正2(1913)年6月7日

没年
平成7(1995)年7月8日

出身地
石川県加賀市橋立町

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔昭和12年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本伝統工芸展技術賞〔昭和33年〕,紫綬褒章〔昭和53年〕,勲四等瑞宝章〔昭和59年〕

経歴
在学中から京都奈良仏像仏画を調査して截金や彩色法の研究を行い、平安〜鎌倉時代に流行した截金技法を復元した。日本工芸会その他の工芸部会長を長く務める。60年人間国宝。代表作に「酉(截金彩色合子)」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西出大三」の解説

西出大三 にしで-だいぞう

1913-1995 昭和-平成時代の工芸家
大正2年6月7日生まれ。東京美術学校(現東京芸大)在学中から京都などの文化財を調査し,こまかくきった金箔(きんぱく)を仏像や仏画にはりあわせる平安時代の装飾技法の截金(きりかね)を独力で復活させた。昭和60年人間国宝。平成7年7月8日死去。82歳。石川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「西出大三」の解説

西出 大三 (にしで だいぞう)

生年月日:1913年6月7日
昭和時代;平成時代の截金家;工芸家。日本工芸会会長
1995年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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