日本歴史地名大系 「西堂寺」の解説 西堂寺さいどうじ 山口県:阿武郡田万川町江崎村西堂寺[現在地名]田万川町大字江崎江崎(えさき)港に浮ぶ小島にあり、太鼓橋で陸地と結ぶ。湧出山と号し、曹洞宗。本尊は薬師如来。天和二年(一六八二)の長州阿武郡江崎村地蔵堂記(「注進案」所収)によれば、応永年中(一三九四―一四二八)鍋山長者という者の妻が建立して済渡(さいど)寺と称したとし、応永三年の銘をもつ洪鐘とその銘に「長州阿武郡多万郷江津村済渡寺」とあることや、明暦二年(一六五六)の西堂寺由緒覚書などを載せる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by