日本歴史地名大系 「西塔北尾谷」の解説 西塔北尾谷さいとうきたおだに 滋賀県:大津市北部地域延暦寺西塔北尾谷釈迦(しやか)堂の西にある竹林院(ちくりんいん)堂(本尊聖観音)を谷の本堂とし、鎮守には日吉総社を奉請していた。院源座主(二六代)の住坊西方(さいほう)院(のち大智院)、慈恵大師堂(蓮実坊)、如法経(によほうきよう)堂、華王(けおう)蔵、浄国(じようこく)院(旧覚任房・摩訶衍坊)、松寿(しようじゆ)院、千葉(せんよう)院(旧金山坊)、樹王(じゆおう)院(旧尊林坊)、観樹(かんじゆ)院(旧善学坊)、宝厳(ほうごん)院(旧一音坊)などの堂舎僧坊があったと伝えるが(比叡山堂舎僧坊記・山門堂舎由緒記)、現在は山下坂本に観樹院の里坊が現存するのみ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by