日本歴史地名大系 「西大村」の解説 西大村にしおわいむら 大阪府:南河内郡美原町西大村[現在地名]美原町大饗(おわい)、堺市菩提(ぼだい)町一―二丁・同四―五丁八上(やかみ)郡に属し、小寺(こでら)村の南にある。ゆるやかな南高北低のほぼ平坦地を占める。古くは東大饗村・菩提村とともに大饗村を構成した(→大饗村)。集落西方の枝郷引野(ひきの)は三村立会で(寛政二年「両大饗村・両菩提村立会麁絵図」東京都立中央図書館加賀文庫蔵)、引野集落東南には大将軍塚とよばれる小墳があった(大阪府史蹟名勝天然記念物)。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高三一一石余。延宝七年(一六七九)の検地帳(檀野家文書)によると古検高は三二二石余・反別二二町五反余、うち三石余は池床永荒。新検で四九石余・反別三町八反余の竿先出目があり、高三六八石余・反別二六町二反余となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by