西富田新田遺跡(読み)にしとみだしんでんいせき

日本歴史地名大系 「西富田新田遺跡」の解説

西富田新田遺跡
にしとみだしんでんいせき

[現在地名]本庄市西富田

本庄台地の末端を流下する女堀おんなぼり川の北岸に位置する。長雨の後に自然湧水する地域と、その野水が流下する微低地、および埋没した自然河川と人為的大溝が複雑な地形を形成する地域に立地し、標高六六メートルの微高地上にあたる。現地形と旧地形には相違があるが、微低地によって遺跡は区画されており、微高地上の各集落は微妙に時期を変えている。昭和四六年(一九七一)古墳時代の住居跡一三ほかが調査され、土師器紡錘車・鏡状土製品・手捏土器・滑石製模造品・砥石などが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android