西山澄月(読み)にしやまちょうげつ

精選版 日本国語大辞典 「西山澄月」の意味・読み・例文・類語

にしやま‐ちょうげつ【西山澄月】

江戸中期の歌人備中国岡山県)の人。天台宗に学び禅を修め諸国を行脚した後、京都に居を定めた。二条派の歌人で、武者小路実岳(さねたけ)に歌を学び、小沢蘆庵伴蒿蹊慈延と並んで平安四天王の一人。歌集に「垂雲和歌集」「澄月法師千首」、歌論書に「和歌為隣抄」などがあり、「歌枕名寄」の編者ともいわれる。正徳四~寛政一〇年(一七一四‐九八

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android