西摩志村(読み)にしましむら

日本歴史地名大系 「西摩志村」の解説

西摩志村
にしましむら

[現在地名]大淀町大字西増にしまし

高取山南麓の小盆地にある。南に増口ましぐち村、東に中増なかまし村がある。慶長郷帳では「西魔志村」と書かれ、村高二八〇・四七石、旗本中坊(左近)氏領。江戸時代を通じて中坊氏領であった。

元禄一三年(一七〇〇)高市郡かやもり(現明日香村)清水谷しみずたに(現高取町)と西増村・中増村・比曾ひそ村との間に山論があったことが、同村絵図(西増区有文書)の次の注記で知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android