西江雅之(読み)にしえまさゆき

知恵蔵mini 「西江雅之」の解説

西江雅之

日本の言語学・文化人類学者。1937年10月23日、東京生まれ。アフリカ言語研究の専門家で、「歩く文化人類学者」「ハダシの学者」と呼ばれた。早稲田大学を卒業し、米国カリフォルニア大学で言語学を学ぶ。20代で日本初となるスワヒリ語辞書などを発表した。東京外語大学・早稲田大学・東京芸術大学などで教鞭をとり、『異郷景色』(79年、晶文社)、『ことばを追って』(89年、大修館書店)、『ヒトかサルかと問われても-“歩く文化人類学者”半生記』(98年、読売新聞社)、他エッセー集など多数の著作を発表した。2015年6月14日、すい臓癌のため死去。享年77。

(2015-6-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西江雅之」の解説

西江雅之 にしえ-まさゆき

1937-2015 昭和後期-平成時代の文化人類学者,言語学者。
昭和12年10月23日生まれ。アフリカなどを放浪,多くの言語に通じ,昭和46年日本ではじめて「スワヒリ語辞典」を刊行。東京外大助教授をへて,58年母校早大の教授。平成27年6月14日死去。77歳。東京出身。著作に「異郷の景色」「ことばを追って」「異郷日記」「ヒトかサルかと問われても “歩く文化人類学者”半生記」など。

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