西田公一(読み)ニシダ コウイチ

20世紀日本人名事典 「西田公一」の解説

西田 公一
ニシダ コウイチ

昭和・平成期の弁護士 元・第二東京弁護士会会長。



生年
大正14(1925)年2月27日

没年
平成12(2000)年12月22日

出生地
岡山県岡山市

学歴〔年〕
京都大学法学部〔昭和24年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔平成7年〕

経歴
大学時代から高校で英語、社会を教え、昭和29年弁護士登録、海野普吉弁護士事務所に入り、党派性にとらわれぬ人権擁護の弁護士として活躍。自由人権協会の活動を支え、42年代表理事となった。薬公害のサリドマイド裁判では弁護団長として9年間の長きにわたり、企業や厚生省の責任を追及、年金スライド方式を入れた補償金と福祉施設の要求を認めさせ和解に持ち込んだ。また三河島事件、造船疑獄弁護人や、元日本人捕虜らによるシベリア抑留訴訟の原告弁護団長も務めた。司法研修所教官を経て、63年第二東京弁護士会会長、日弁連副会長を務めた。著書に「現代の弁護士=公判弁護の技術」「反対尋問の技術〈公判法体系2〉」「刑事弁護」「現代の人権」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西田公一」の解説

西田公一 にしだ-こういち

1925-2000 昭和後期-平成時代の弁護士。
大正14年2月27日生まれ。昭和29年開業。海野普吉(うんの-しんきち)に師事。自由人権協会にはいり,42年事務局長。サリドマイド訴訟の弁護団長をつとめ,49年和解にもちこむ。63年第二東京弁護士会会長。平成12年12月22日死去。75歳。岡山県出身。京大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「西田公一」の解説

西田 公一 (にしだ こういち)

生年月日:1925年2月27日
昭和時代;平成時代の弁護士。第二東京弁護士会会長;日弁連副会長
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android