西田新郷(読み)にしだしんごう

日本歴史地名大系 「西田新郷」の解説

西田新郷
にしだしんごう

[現在地名]豊田市西田町

市域南端部で、枝下しだれ用水が通り、現在トヨタ自動車工業の上郷かみごう工場がすぐ南に隣接する地。近世初めは岡崎藩領。明和年間(一七六四―七二)には幕府領と岡崎藩領の相給支配、旧高旧領取調時には、菊間藩領と岡崎藩領である。

宝暦四年(一七五四)上野長根山覚書之事(上郷区有)によれば「寛文四辰年西田新郷御取立被遊候ニ付、信州福嶋牢人太田兵太夫と申者長根山之内ニ而屋敷取仕候」とあり、寛文四年(一六六四)木曾福島きそふくしま(現長野県)からの百姓招致によって鴛鴨おしかも村から分村した。同年、長根ながね山に八幡宮が村創立の産土神として創建されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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