最新 地学事典 「西部片麻岩地域」の解説
せいぶへんまがんちいき
西部片麻岩地域
Western Gneiss Region
北欧ノルウェー西部,ノルウェー海沿岸地域(トロンヘイム北方~ベルグ北方)に分布する高圧・超高圧変成岩(藍晶石エクロジャイトやざくろ石かんらん岩)を含む石英長石質片麻岩が卓越する超高圧変成地帯。スカンジナビア半島西部〜北部の大部分を占めるカレドニア造山帯スカンジナビアカレドニデスを構成する地質単元で,それに対比される岩体はノルウェー海沿岸の北緯70度を越す地域まで点在する。変成苦鉄質〜超苦鉄質岩は片麻岩中にレンズ状に産し,その一部は後退変成作用を免れている。世界最大の超高圧変成地域の1つでもあり,広域変成帯のエクロジャイトからはコーサイトが初めて発見された。後に片麻岩からマイクロダイヤモンドが報告されている。超高圧変成作用の時期は4.2〜4億年前。
執筆者:辻森 樹
参照項目:カレドニア造山運動
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

