西野流呼吸法(読み)にしのりゅうこきゅうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西野流呼吸法」の意味・わかりやすい解説

西野流呼吸法
にしのりゅうこきゅうほう

西野バレエ団代表の西野皓三が創始したもので,テレビや雑誌などで大きく取り上げられ注目を集めた。西野は武道家 (合気道師範,中国拳法師範) としても知られ,西洋のバレエと東洋の武道をもとに創り出した呼吸法で,「足芯 (足の裏) 呼吸」がベースになっている。その方法は,イメージを併用して,足の裏から息を吸うようにする。その息が両足を上りひざ,大腿部を通って下腹部丹田至り,続いて背骨の内側を通り,頭頂に達するようにイメージする。ここで軽く息を止め,そのままの状態で息を鼻筋・口・喉・胸と身体の前面を下ろし,丹田に収めた後,口から息を吐く。なお,どのような動作,呼吸のときにも,意識は丹田におかれる。なお,西野流では呼吸とともに行なう独特の動作があり,準備運動と 23種の動作にそれぞれの名称が付けられている。

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