西野浦
にしのうら
[現在地名]蒲江町西野浦
竹野浦河内の東、入津湾南部の西浦湾に面し、惣名入津浦の内。後背は仙崎山(四一二・一メートル)とそれに連なる山地である。慶長六年(一六〇一)の竹野浦組差出帳(佐伯藩政史料)に「にしのうら」とみえ、高一三石余、名請人として源五郎がみえる。正保郷帳では入津郷に属し、田高四石余・畑高三五石余。元禄見稲簿によれば下浦村の内で無高。旧高旧領取調帳では高一一三石余。なお享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)によれば下浦村の枝郷で、地内に名加・東・中河原(仲川原)・日野・州野本がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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