西高江遺跡(読み)にしたかえいせき

日本歴史地名大系 「西高江遺跡」の解説

西高江遺跡
にしたかえいせき

[現在地名]大栄町由良宿

由良宿ゆらしゆく南西にある丘陵上に立地。弥生時代の玉作工房跡で、昭和五五年(一九八〇)に発掘調査が実施され、竪穴住居跡・掘立柱建物跡などの遺構が検出された。竪穴住居跡八棟からは多量の水晶剥片のほか、鑿状の鉄製工具や砥石各種が出土している。水晶の成品は出土していないが、最も工程の進んでいるものが細長い角柱であることから管玉を製作していた可能性がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 方形 円形

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android