栄養・生化学辞典 「要因加算法」の解説 要因加算法 要因法ともいう.ある現象や結果を解釈したり,ある結果を導くために,それに影響を与える因子,すなわち要因を列挙して,それが結論に及ぼす程度を加算していく方法.以前は,FAO/WHOによるタンパク質所要量の決定にも用いられた方法で,不可避窒素損失量,個人差,摂取しているタンパク質の利用効率,生理的な加算要因(成長中か,妊娠しているか,授乳しているかなど),環境要因(ストレスによって必要となる量の加算),などに分けてそれぞれを量的に評価し,加算してその結果を所要量とした. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報