見処(読み)けんじょ

精選版 日本国語大辞典 「見処」の意味・読み・例文・類語

けん‐じょ【見処】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けんしょ」とも ) 仏語
  2. 禅でいう語。観じた所。観点視点
    1. [初出の実例]「かれが見処のいはくは、大道はわれらがいまの身にあり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)即心是仏)
  3. さまざまな誤った見解を生じる依りどころ。
    1. [初出の実例]「この見処の、よこ道におもむくを邪見といふ」(出典:十善法語(1775)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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