見及ぶ(読み)ミオヨブ

デジタル大辞泉 「見及ぶ」の意味・読み・例文・類語

み‐およ・ぶ【見及ぶ】

[動バ四]
見ることができる。目に入る。
「ただおろおろ―・びし物どもは、水鏡といふにや」〈増鏡・序〉
見て知る。
「十兵衛、今に妻のなきことを―・び」〈浮・武家義理・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「見及ぶ」の意味・読み・例文・類語

み‐およ・ぶ【見及】

  1. 〘 他動詞 バ四段活用 〙
  2. 実際に見ることができる。目がとどく。遠くまで見渡す。
    1. [初出の実例]「人のみをよばぬ蓬莱の山」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  3. 見て知る。
    1. [初出の実例]「ハトワ コノ ヨシヲ mivoyôde(ミヲヨウデ)、タチマチ ソコヲ タッテインダト マウス」(出典:天草本伊曾保(1593)鳩と、蟻の事)

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