見増す(読み)ミマス

デジタル大辞泉 「見増す」の意味・読み・例文・類語

み‐ま・す【見増す】

[動サ四]
実際に見て評判想像よりすぐれていると感じる。
「滝口殿は聞きしより―・して覚ゆるものかな」〈曽我・一〉
見た目に他よりまさっている。
太夫ありしが、それに―・すほどなる美形」〈浮・五人女・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見増す」の意味・読み・例文・類語

み‐ま・す【見増】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙
  2. 実際に見て、想像や評判よりすぐれていると思う。見まさる。
    1. [初出の実例]「聞きしより見まして覚ゆるものかな、あはれ男かなと」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
  3. 見た目に他よりすぐれる。見まさる。
    1. [初出の実例]「風義は一文字屋の金太夫に見ますべし」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む