見棄てられたディドーネ(読み)みすてられたでぃどーね(その他表記)Didone abbandonata

日本大百科全書(ニッポニカ) 「見棄てられたディドーネ」の意味・わかりやすい解説

見棄てられたディドーネ
みすてられたでぃどーね
Didone abbandonata

イタリアの詩人P・メタスタージオ作の音楽劇(メロドラマ)(オペラ)。1723年に執筆され、翌年のナポリでの初演は大成功を収めた。全三幕からなり、物語の骨子は、古代ローマの大詩人ウェルギリウスの叙事詩アエネイス』第四巻に基づくもので、トロヤの英雄アイネイアスと恋に落ちたカルタゴの女王ディドーネが、新たな国を建設すべくイタリアへ旅立つ英雄に棄てられて、自らの命を絶つまでを描くが、メタスタージオによって導入された新たな状況設定(ディドーネに求愛し続けるムーア人の王ヤルバの奸計(かんけい)、ディドーネの妹セレーネのアイネイアスへの秘められた恋、また、腹心の部下たちの裏切りなど)が、物語の展開をいっそう複雑で劇的なものにしている。

[鷲平京子]

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