見棄てられたディドーネ(読み)みすてられたでぃどーね(その他表記)Didone abbandonata

日本大百科全書(ニッポニカ) 「見棄てられたディドーネ」の意味・わかりやすい解説

見棄てられたディドーネ
みすてられたでぃどーね
Didone abbandonata

イタリアの詩人P・メタスタージオ作の音楽劇(メロドラマ)(オペラ)。1723年に執筆され、翌年のナポリでの初演は大成功を収めた。全三幕からなり、物語の骨子は、古代ローマの大詩人ウェルギリウスの叙事詩『アエネイス』第四巻に基づくもので、トロヤの英雄アイネイアスと恋に落ちたカルタゴの女王ディドーネが、新たな国を建設すべくイタリアへ旅立つ英雄に棄てられて、自らの命を絶つまでを描くが、メタスタージオによって導入された新たな状況設定(ディドーネに求愛し続けるムーア人の王ヤルバの奸計(かんけい)、ディドーネの妹セレーネのアイネイアスへの秘められた恋、また、腹心の部下たちの裏切りなど)が、物語の展開をいっそう複雑で劇的なものにしている。

[鷲平京子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

東日本大震災を受け2011年6月に成立した津波対策推進法で、故事「稲むらの火」にちなみ、11月5日と定めた。江戸時代の1854年11月5日(旧暦)、安政南海地震で大津波が発生。現在の和歌山県広川町で...

津波防災の日の用語解説を読む