見残し(読み)みのこし

改訂新版 世界大百科事典 「見残し」の意味・わかりやすい解説

見残し (みのこし)

高知県土佐清水市の西部千尋(ちひろ)岬先端近くの西岸に位置する景勝地。岬の基部にある竜串(たつくし)と同様,海食・風食を受けた第三紀層の砂岩が,岩質の差によって櫛の歯状や蜂の巣状のさまざまな奇岩奇勝を形成。弘法大師も見残したとの伝えからこの名が生じたという。また,岬突端の化石漣痕(れんこん)は国の天然記念物。付近の海域には造礁サンゴ群落も形成されており,竜串とともに足摺宇和海国立公園の一拠点をなす。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 正木

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む