見砂直照(読み)ミサゴ タダアキ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「見砂直照」の解説

見砂 直照
ミサゴ タダアキ


職業
指揮者

専門
ラテン音楽

肩書
東京キューバンボーイズリーダー

本名
見砂 保雄

生年月日
明治42年 8月30日

出生地
石川県 金沢市

学歴
東洋音楽学校チェロ科〔昭和8年〕卒

経歴
戦後、進駐軍放送で聞いた「ベサメ・ムーチョ」に感動してラテン音楽を始め、昭和24年キューバンボーイズを結成、戦後のマンボブームの牽引役となった。55年解散するまで30余年、ラテン一筋の人生。この間、海外のラテン音楽の大物ミュージシャン(ペレス・プラード ザビア・クガート マチートら)が来日した際はキューバンが伴奏した。また、51年にはソ連公演、54年には中南米4カ国で公演し大歓迎を受けた。51年軽音楽界で初めて紫綬褒章受章。日本音楽家協会副会長も務めた。著書に「ラテン・リズム入門」「アフロ・キューバ音楽に於ける打楽器の起源変遷」。

所属団体
全日本アマチュア・ビッグ・バンド協会(会長)

受賞
紫綬褒章〔昭和51年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和58年〕 芸術祭賞(大衆芸能部門奨励賞 第20回)〔昭和40年〕,芸術祭賞(大衆芸能部門優秀賞 第25回)〔昭和45年〕,日本レコード大賞顕彰(第21回)〔昭和54年〕,キューバ文化功労賞〔昭和57年〕

没年月日
平成2年 6月20日 (1990年)

家族
息子=見砂 和照(東京キューバンボーイズ・リーダー)

伝記
ぼくらのラテン・ミュージック―ものがたり日本中南米音楽史 青木 誠 著(発行元 リットーミュージック ’96発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「見砂直照」の解説

見砂 直照
ミサゴ タダアキ

昭和期の指揮者 元・東京キューバン・ボーイズリーダー。



生年
明治42(1909)年8月30日

没年
平成2(1990)年6月20日

出生地
石川県金沢市

本名
見砂 保雄

学歴〔年〕
東洋音楽学校チェロ科〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞(大衆芸能部門奨励賞 第20回)〔昭和40年〕,芸術祭賞(大衆芸能部門優秀賞 第25回)〔昭和45年〕,紫綬褒章〔昭和51年〕,日本レコード大賞顕彰(第21回)〔昭和54年〕,キューバ文化功労賞〔昭和57年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和58年〕

経歴
戦後、進駐軍放送で聞いた「ベサメ・ムーチョ」に感動してラテン音楽を始め、昭和24年キューバン・ボーイズを設立。55年解散するまで30余年、ラテン一筋の人生。51年軽音楽界で初めて紫綬褒章受章。日本音楽家協会副会長もつとめた。著書に「ラテン・リズム入門」「アフロ・キューバ音楽に於ける打楽器の起源と変遷」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「見砂直照」の解説

見砂直照 みさご-ただあき

1909-1990 昭和時代の音楽家。
明治42年8月3日生まれ。昭和24年東京キューバン・ボーイズを結成。ラテン音楽一筋に活躍し,普及につとめた。51年軽音楽界初の紫綬褒章。平成2年6月20日死去。80歳。石川県出身。本名は保雄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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