見道(読み)ケンドウ

デジタル大辞泉 「見道」の意味・読み・例文・類語

けん‐どう〔‐ダウ〕【見道】

仏道修行を三段階に分けた最初の段階。初めて聖者仲間に入り、根本真理である四諦したいを明らかに理解する位。見諦道。見諦。

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精選版 日本国語大辞典 「見道」の意味・読み・例文・類語

けん‐どう‥ダウ【見道・顕道】

  1. 〘 名詞 〙 仏語四諦を観察する段階。最後の悟りの過程
    1. [初出の実例]「三論の師も、諸大乗経の顕道無二といへり」(出典:梵舜本沙石集(1283)四)

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世界大百科事典(旧版)内の見道の言及

【仏教】より

…修行者は修行の段階に応じて,凡夫(ぼんぶ)と聖人(しようにん)に分けられる。聖人は準備的修行(加行(けぎよう))を終えて四諦の理を観じて見道に達したもの以上で,その後究極的完成まで修行を続けることが要請される。この段階を修道(しゆどう)という。…

※「見道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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