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三論 さんろん

百科事典マイペディアの解説

三論【さんろん】

仏教,三論宗の根本聖典。竜樹(りゅうじゅ)の《中論》4巻,《十二門論》1巻と提婆(だいば)の《百論》2巻(ともに青目(しょうもく)・羅什(らじゅう)訳)の3書をいう。般若の〈空〉を立論の根幹とし,〈八不中道〉を説く。
→関連項目三論玄義

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大辞林 第三版の解説

さんろん【三論】

竜樹の「中論」「十二門論」および提婆だいばの「百論」。三論宗の根本聖典。

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世界大百科事典内の三論の言及

【三論玄義】より

…中国,陳から唐初に活躍した学僧,吉蔵の著。三論とは2~3世紀ごろのインドの竜樹(ナーガールジュナ)が書いた《中論》と《十二門論》およびその弟子の提婆(だいば)の著《百論》の三つを指し,クマーラジーバの中国訳によって,これらは《般若経》の説く空観の精髄を示すとされ,〈三論宗〉なる宗派が成立する根拠となるのだが,《三論玄義》はその教科書であると同時に,空観を最も簡明に要約し解説した仏教入門書でもある。【川勝 義雄】。…

※「三論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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