精選版 日本国語大辞典 「親切気」の意味・読み・例文・類語 しんせつ‐げ【親切気】 [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「げ」は接尾語 ) 親切そうなさま。[初出の実例]「我が彦をば預って遣ろ、と親切気(しんせつゲ)に云ふ男を彦右衛門見れば」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉六二)[ 2 ] 〘 名詞 〙 =しんせつぎ(親切気)[初出の実例]「口先ばかりの利口にて誰につきても根からさっぱり親切気(シンセツゲ)のなき」(出典:ゆく雲(1895)〈樋口一葉〉上) しんせつ‐ぎ【親切気】 〘 名詞 〙 親切にしようとする気持。親切な気性。しんせつげ。[初出の実例]「まあどうか工面して見様位の親切気(シンセツギ)はあるだらうと考へてゐる」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例