親族拝(読み)シンゾクハイ

デジタル大辞泉 「親族拝」の意味・読み・例文・類語

しんぞく‐はい【親族拝】

古代任官叙位の儀ののち、叙位にあずかった者の親族殿上人てんじょうびとが行った拝礼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「親族拝」の意味・読み・例文・類語

しんぞく‐はい【親族拝】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷儀礼の一つ。任官・叙位にあずかった者のために、その親族の殿上人(てんじょうびと)が参内して行なう舞踏。院政期以降、親族以外の者によって名目的に行なわれる場合も生じた。しんぞくはいむ。
    1. [初出の実例]「令案二脚了、其後親族拝如恒〈謂之舞踏〉」(出典:後二条師通記‐寛治七年(1093)正月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android