任官(読み)ニンカン

デジタル大辞泉 「任官」の意味・読み・例文・類語

にん‐かん〔‐クワン〕【任官】

[名](スル)官に任じられること。官職に就くこと。「一等書記官に任官する」
[類語]任命任ずる任用挙用登用信任選任

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精選版 日本国語大辞典 「任官」の意味・読み・例文・類語

にん‐かん‥クヮン【任官】

  1. 〘 名詞 〙 官に任ぜられること。官職につくこと。官吏となること。
    1. [初出の実例]「人々位高不便任官」(出典続日本紀‐天平宝字元年(757)五月丁卯)
    2. [その他の文献]〔書経‐咸有一徳〕

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普及版 字通 「任官」の読み・字形・画数・意味

【任官】にんかん

職に任じる。

字通「任」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の任官の言及

【選叙】より

…大宝選任令・養老選叙令によると,叙位は,内・外(げ)五位以上に叙する勅授,内八位・外七位以上に叙する奏授,外八位および内・外初(そ)位に叙する官判授の3段階に分かれたが,蔭位(おんい)資格者は21歳以上,その他は25歳以上で叙位された。任官は,大納言以上などの中枢的な高級官僚を任命する勅任をはじめ,奏任,判任,式部判補の4段階に区分されたが,律令官僚の採用・昇進についての基本理念は徳行才用主義とよばれ,本人の徳性を中心にして,才能の高いものを任ずることをたてまえとした。彼らは,まず内舎人(うどねり),大舎人,その他の下級職員に採用されて,一定年数にわたる勤務評定の総合成績によって叙位され,ついで官位の相当規定によって,その位階に応ずる官に任命された。…

※「任官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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