親知(読み)しんち

精選版 日本国語大辞典 「親知」の意味・読み・例文・類語

しん‐ち【親知】

  1. 〘 名詞 〙 親しく知りあうこと。また、親しい知人。
    1. [初出の実例]「蕭寺地幽尤叶宜。惜春惆悵過親知」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)九・春日遊東光寺藤原敦光〉)
    2. 「誠に貧家、しんちすくなければ、おのづから飢につかれ、飯(はん)もとめんもなければ」(出典:仮名草子・元の木阿彌(1680)上)
    3. [その他の文献]〔謝朓‐和王著作融八公山詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「親知」の読み・字形・画数・意味

【親知】しんち

親しい友人。唐・杜甫〔十二月一日、三首、三〕春來(きた)らば懷ひを開かんと準擬すること久し 老去して、親知、面を見ること稀なり

字通「親」の項目を見る

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