観世紅雪(読み)かんぜこうせつ

精選版 日本国語大辞典 「観世紅雪」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐こうせつ【観世紅雪】

  1. 幕末明治期の能楽師観世流シテ方。五世銕之丞(てつのじょう)清永(きよひさ)。厳正な芸をみせ、梅若実(みのる)とともに明治の能楽復興努力。天保一四~明治四四年(一八四三‐一九一一

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新撰 芸能人物事典 明治~平成 「観世紅雪」の解説

観世 紅雪
カンゼ コウセツ


職業
能楽師(観世流シテ方)

肩書
観世流分家銕之丞家5代目

別名
幼名=太郎,前名=観世 清永(カンゼ キヨヒサ),観世 銕之丞(5代目)(カンゼ テツノジョウ)

生年月日
天保14年 10月5日

出生地
江戸・京橋弓町(東京都)

経歴
安政2年13歳で初めて将軍家定の誕生を祝う能に出演。3年家督を相続。6年元服し5代目銕之丞を襲名。維新後、能楽は衰微するが、梅若実とともに明治の能楽復興に努めた。明治43年以来、宗家の家嗣・清久(のちの左近)の後見として指導役に推される。家名嗣子・織雄(のちの華雪)に譲り、紅雪と号した。

没年月日
明治44年 3月31日 (1911年)

家族
父=観世 清済(4代目銕之丞),弟=観世 清之(53代梅若六郎),長男=観世 華雪(6代目銕之丞),四男=観世 雅雪(7代目銕之丞)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「観世紅雪」の解説

観世 紅雪
カンゼ コウセツ

明治期の能楽師(観世流シテ方) 観世流分家銕之丞家5代目。



生年
天保14年10月5日(1843年)

没年
明治44(1911)年3月31日

出生地
江戸・京橋弓町

別名
幼名=太郎,前名=観世 清永(カンゼ キヨヒサ),観世 銕之丞(5代目)(カンゼ テツノジョウ)

経歴
安政2年13歳で初めて将軍家定の誕生を祝う能に出演。3年家督を相続。6年元服し5代目銕之丞を襲名。維新後、能楽は衰微するが、梅若実とともに明治の能楽復興に努めた。明治43年以来、宗家の家嗣・清久(のちの左近)の後見として指導役に推される。家名を嗣子・織雄(のちの華雪)に譲り、紅雪と号した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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