角振町(読み)つのふりちよう

日本歴史地名大系 「角振町」の解説

角振町
つのふりちよう

[現在地名]奈良市角振町・角振新屋(つのふりしんや)町

椿井(つばい)町の北に所在。「奈良曝」に「町役廿一軒」とみえる。「大乗院雑事記」長禄三年(一四五九)七月八日条に「為六方奈良中ニ有徳銭懸之、於無沙汰仁者則令進発了、以外厳蜜(ママ)也云々、ツノフリノ左近次郎男ニ、六貫文分可可(衍カ)出之由雖令申之」とあり、有力商人が居住したことがうかがえる。また寛正四年(一四六三)一一月二日条には「就酒売買事、角振郷エ自衆中放使」とあり、文明一二年(一四八〇)六月一九日条の「七郷」(興福寺寺門郷)のうちの西御門(にしみかど)郷に「角振北ノツラ」、不開御門(あかずのごもん)郷に、「角振南ノツラ」がみえ、興福寺支配下であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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