角鬘(読み)すみかつら

精選版 日本国語大辞典 「角鬘」の意味・読み・例文・類語

すみ‐かつら【角鬘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すみかづら」とも ) 角前髪(すみまえがみ)かつら若衆(わかしゅ)鬘の一つで、前髪のはえぎわを剃り込んだ髪形歌舞伎では荒事用、和事用の二種ある。
    1. [初出の実例]「女かづらに若衆がた、すみかづらにだてがみや、そうがみ、なでつけ、つくりひげ」(出典:評判記・古今役者物語(1678))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android