解州塩(読み)かいしゅうえん(その他表記)Jie-zhou-yan; Chieh-chou-yen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「解州塩」の意味・わかりやすい解説

解州塩
かいしゅうえん
Jie-zhou-yan; Chieh-chou-yen

中国の山西省南西部,解,安邑両県にまたがる塩池でとれる塩。五代以降,塩池は解池,塩は解州塩,解塩と呼ばれるようになった。これは解県に解州がおかれて,解,安邑両県を管轄するようになったためである。粒状なので顆塩 (かえん) ともいわれた。製塩は,畦 (けい) と呼ばれる塩田に濃厚な塩分を含む池水を導入し,天日下に水分蒸発させる方法による。この地方で塩南風といわれた風が吹いて蒸発を助けたという。海水からとる海塩に次いで多くの産額を示した。

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