解糖系(読み)カイトウケイ

デジタル大辞泉 「解糖系」の意味・読み・例文・類語

かいとう‐けい〔カイタウ‐〕【解糖系】

生物の体内にある糖の代謝経路グルコースピルビン酸乳酸などに分解し、細胞エネルギー源となるATPを産生する多段階の化学反応で、細胞質で進行する。
[補説]酸素がある好気的条件下では、解糖系で生成されたピルビン酸はミトコンドリアに運ばれクエン酸回路に入る。酸素がない嫌気的条件下では、ピルビン酸が乳酸にまで分解される。嫌気的解糖によって生成された乳酸は肝臓へ送られ、グルコースに変換される。激しい運動によって嫌気的解糖が亢進し、筋肉中に乳酸が過剰に蓄積すると、pHが低下し、疲労やこりを引き起こす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む