デジタル大辞泉 「トリカルボン酸回路」の意味・読み・例文・類語 トリカルボンさん‐かいろ〔‐クワイロ〕【トリカルボン酸回路】 《tricarboxylic acid cycle》生物体中で、有機物が燃焼して二酸化炭素と水になる代謝回路。糖や脂肪酸などの分解によってできた活性状態の酢酸がオキサロ酢酸と結合し、三つのカルボキシル基をもつ化合物の枸櫞くえん酸となることから始まり、さまざまな有機酸に転変しながら炭酸ガスと水、エネルギーを生じ、再びオキサロ酢酸に戻り、同様の反応を繰り返す。枸櫞酸回路。クレブス回路。TCA回路。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「トリカルボン酸回路」の意味・読み・例文・類語 トリカルボンさん‐かいろ‥クヮイロ【トリカルボン酸回路】 〘 名詞 〙 ( [英語] tricarboxylic acid cycle から ) 生体内における炭水化物、脂肪、蛋白質などが分解されて生ずるピルビン酸が、呼吸によって酸化され、炭酸ガスと水になる代謝経路をいう。TCA回路。クレブス回路。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のトリカルボン酸回路の言及 【クエン酸回路】より …トリカルボン酸回路(TCA回路),クレブス回路ともいう。イギリスの生化学者クレブスH.Krebsが1930年代の後半に発見した回路。… ※「トリカルボン酸回路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by