触媒式浄化装置(読み)しょくばいしきじょうかそうち(その他表記)catalystic purifying facility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「触媒式浄化装置」の意味・わかりやすい解説

触媒式浄化装置
しょくばいしきじょうかそうち
catalystic purifying facility

触媒を利用する大気汚染防止装置。これにより,自動車排出ガスのうち一酸化炭素,炭化水素,また印刷工場などの悪臭物質を 200~700℃で低温酸化させ,あるいは自動車ボイラから発生する窒素酸化物窒素と酸素に還元させる。装置も比較的小さく簡単で,後処理がほとんど不要な点きわめて便利である。触媒としては白金バナジウムなどが使用されるが,白金の触媒に鉛や硫黄などが付着すると能力が著しく減衰するので,夾雑物の多いガスでは利用できない欠点もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む