触媒式浄化装置(読み)しょくばいしきじょうかそうち(その他表記)catalystic purifying facility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「触媒式浄化装置」の意味・わかりやすい解説

触媒式浄化装置
しょくばいしきじょうかそうち
catalystic purifying facility

触媒を利用する大気汚染防止装置。これにより,自動車排出ガスのうち一酸化炭素,炭化水素,また印刷工場などの悪臭物質を 200~700℃で低温酸化させ,あるいは自動車ボイラから発生する窒素酸化物窒素と酸素に還元させる。装置も比較的小さく簡単で,後処理がほとんど不要な点きわめて便利である。触媒としては白金バナジウムなどが使用されるが,白金の触媒に鉛や硫黄などが付着すると能力が著しく減衰するので,夾雑物の多いガスでは利用できない欠点もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む