精選版 日本国語大辞典 「触文句」の意味・読み・例文・類語 さわり‐もんくさはり‥【触文句】 〘 名詞 〙 人形浄瑠璃で、義太夫節以外の他流の節まわしを少し取り入れた箇所。また、義太夫一曲中の最も聞かせどころとされている箇所。くどきの部分。転じて、一般に情緒に富み、感動的な曲節やそのことば。さわり。[初出の実例]「『たまさかにあふて、こなさんにあまよふと思ふこころをさかさまな』『そんなさわり文句(モンク)を聞く耳はもちませぬ』」(出典:洒落本・傾城真之心(1789‐1801)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例