触覚的価値(読み)しょっかくてきかち(その他表記)tactile values

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「触覚的価値」の意味・わかりやすい解説

触覚的価値
しょっかくてきかち
tactile values

美術用語。美術史家の B.ベレンソンの用語で,彼によると触覚的価値とは,絵または彫刻で「個体描写が単なる再現としてでなく,われわれの想像力を刺激してそのボリュームを感じ,重さをはかり,その潜在的な抵抗力を認識し,それとの距離を知り,常に想像力を介して,それらと密接に触れ合い,それらをつかみ,抱き締め,あるいはそのまわりを歩くような気にさせるときに生じる」もので,芸術批評の基準の一つとみなされる。ベレンソンはこれを芸術家の目を通して見た生きた形態 (フォーム) と同義語としており,したがって触覚的価値とは必ずしも立体的,三次元的効果をねらった表現に結びつくものではなく,時代や作品の形式に関係なくありうるものとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...

博多祇園山笠の用語解説を読む