言振(読み)いいっぷり

精選版 日本国語大辞典 「言振」の意味・読み・例文・類語

いいっ‐ぷりいひっ‥【言振】

  1. 〘 名詞 〙いいぶり(言振)
    1. [初出の実例]「忌(いや)なら忌で其れも可(よう)御座んすサ、只だ其の言(イヒ)っ振(プリ)が癪に障りまさアネ」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉四)

いい‐ぶりいひ‥【言振】

  1. 〘 名詞 〙 ものを言う様子。ことばつき。
    1. [初出の実例]「小言(こごと)をいふやうな物の言ひぶり」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android