言散らす(読み)イイチラス

デジタル大辞泉 「言散らす」の意味・読み・例文・類語

いい‐ちら・す〔いひ‐〕【言(い)散らす】

[動サ五(四)]
うわさなどをあちらこちらで言う。言い触らす。「あることないこと―・して歩く」
勝手なことを言いまくる。言いたいほうだいを言う。「不平不満を―・す」
[類語]言い触らす触れ回る触れ歩く提灯を持つ触れ込む触れ込み吹聴

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精選版 日本国語大辞典 「言散らす」の意味・読み・例文・類語

いい‐ちら・すいひ‥【言散】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 思慮分別なく、やたらに言う。勝手なことを、ずけずけと言いまくる。
    1. [初出の実例]「『〈略〉』などいひちらしてかへる」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. 言いふらす。うわさをまき散らす。
    1. [初出の実例]「よになくあさましきことをつくり出だしつついひちらしければ」(出典:平中物語(965頃)二五)
  4. 他の説を論じ破る。議論して負かす。

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