言詰める(読み)イイツメル

デジタル大辞泉 「言詰める」の意味・読み・例文・類語

いい‐つ・める〔いひ‐〕【言(い)詰める】

[動マ下一][文]いひつ・む[マ下二]
最後のところまで言う。
「言い懸けてあえて―・めず」〈二葉亭浮雲
言葉で、逃げ場のないところまで追いつめる。言いこめる。「厳しく―・められて、返答に窮する」

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精選版 日本国語大辞典 「言詰める」の意味・読み・例文・類語

いい‐つ・めるいひ‥【言詰】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いひつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 最後のところまで言う。
    1. [初出の実例]「字をいひつむれば拍子に後るるところを、文字一ぬすめば、拍子に合いて、曲感となるなり」(出典:五音三曲集(1460))
  3. 言葉で相手をやりこめる。相手を言い負かす。理詰めに物を言う。
    1. [初出の実例]「冉求が陳法するを云つめん為に、求と名を呼出せり」(出典:応永本論語抄(1420)季氏第一六)
  4. 事柄をまとめて簡潔に言い表わす。
    1. [初出の実例]「前篇の詩は〈略〉をくで云いつめていやなるぞ」(出典:四河入海(17C前)一一)

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