託美神社(読み)たくみじんじや

日本歴史地名大系 「託美神社」の解説

託美神社
たくみじんじや

[現在地名]扶桑町高雄 南郷

南北に長い境内の西に接して木津こつつ用水の幹線路が、東に接して宮前みやまえ用水が流れ、九三二坪の境内は大樹に覆われている。主祭神は不詳。合祀神は市杵島姫命・伊弉諾命。旧村社。「延喜式」神名帳の丹羽郡二二座のうちに「託美タクミノ神社」とある。

諸書ともに丹羽郡の式内社のうち宅美たくみ神社は西大海道にしおおがいと村宅美(現一宮市)、託美神社は下野しもの村託美と地名の存在によって比定している。「尾張志」は「下野村託美と呼地に在て神明と称す」、「特選神名牒」は「高雄庄下野村」、「大日本史」神祇志は「今在下野村、称神明」、「尾張神名帳集説訂考」は「中尾義稲曰、下野村に工原といふ地是なるべし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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